ALOHA!2023年から3年間、先天代謝異常学会セミナーの実行委員長を務めます、順天堂大学の村山です。3年間のテーマは「先天代謝異常症、ベストプラクティスを目指して」です。先天代謝異常症は専門家も少なく、各地域で専門・非専門に限らず診療をしなくてはならない状況も少なくありません。そんな時のために是非本セミナーを通して、先天代謝異常症のベストプラクティスとは何か、を考えていただければ幸いです。今年はその2年目となります。昨年が「先天代謝異常症を疑ってみよう」をキーワードにしましたが、今回は「診断して治療を始めてみよう」としています。診断してはじめの一手をこの機会に学んでください。
さて、本セミナーは2005年からはじまり、今年は20年目になります。そこで20周年を記念して本セミナーを立ち上げてきたスーパーレジェンド、高柳正樹氏、遠藤文夫氏をお迎えして、先天代謝異常症の診療の普遍的なエッセンスを伝えていただきます。この極めて貴重な機会を逃さぬよう、可能でしたら現地でお聞きいただければと思います。
今年は昨年以上に現地参加をお勧めしたいと思っております。初日の講義終了後に、「Meet the Expert」という時間を作ります。会場をでたところでアルコールなどのドリンク・軽食を提供し、講義をしてくれるエキスパートの先生に相談等をする機会を設けます(まあ懇親会です)。日常診療で聞けないことなど気軽に各エキスパートの先生に話しかけてください。専門家の目印は、そう、アロハシャツを着ている人たちです(スタッフも着ております)。皆さまの身の上相談もOKです(たぶん)。一方で、様々なご事情で現地参加が難しい方々もいらっしゃると思いますので、オンデマンド配信も続けて行います。働き方改革が叫ばれる中、自宅や職場に質の高い講義をお届けします。どちらも私たちは大歓迎です。
また今年も「Dr.窪田に挑戦 round 2」を企画します。iPadを使用し、Dr.窪田の出す難解な?問題に挑戦してみませんか?勇気ある参加者には、もれなく誰もが欲しがる例の「アレ」がもらえるかもしれません。先着順ですので早めに申し込みください。先天代謝異常症の臓器シリーズでは、昨年は腎臓を取り上げました。今年はHepatologistである乾あやの先生に「先天代謝異常症と肝疾患」を講義していただきます。小児肝疾患と先天代謝異常症は切っても切れない関係にあります。昨年と同様に第40回日本小児肝臓研究会(7/20~21津山)に参加された先生(肝臓探検隊)は、半額にいたします。
昨年は猛暑の夏でした。今年の夏もきっと暑くなると思います。7月の13,14日に品川で、私たちはALOHA~な気持ちで皆さんをお迎えします。